不定期でアップしているこのブログ、しばらく間が空きましたが、今回は、片付けについて、肩の力を抜いて思いつくままに。

 最近、弊社のお仕事で、結構 大掛かりな片付けをすることがありました。そこで、改めて、私自身の経験を顧みる良い機会となりました為、今回、ブログに載せるに至りました。

 数年前に、こんまりさんの著書をきっかけに、断捨離がちょっとしたブームになりました。かく言う私も、ブームにあやかって断捨離まで行かないまでも、家の中の片付けをしていた時期がありました。

 私の家では、3世代で暮らしています。自分の物の断捨離は何の躊躇もなく早々に終えることができました。難しいのは、ここからでした。経験のある方も多いと思いますが、家族の物の処分、これが難儀です。

 家族 それぞれに 不要な物を多く抱えており処分する必要性を理解しているものの、その数・量の多さゆえに、いざ断捨離をしようと思っても、その作業量の多さを前にすると、そこで足踏みをしてしまいます。要・不要・保留の仕分けから始まり、処分する際のゴミの種類の分別、それぞれの種類ごとに別々に処分(リサイクルショップへ売却、ゴミ集積場で一般ゴミとして回収、粗大ゴミ、PC等の家電電子機器、産業廃棄物ほか)する必要があり、結構な労力と時間を要します。

 私から家族の各人に仕分けをするよう促しても、全く動く様子がないため、私も一緒におこなうことで、ようやく家族の重い腰が動くに至りました。実際に、断捨離作業が始まると、各人とも 初めは渋っているものの、段々と整理整頓されていくことで気持ちもスッキリするようで、徐々に自発的・積極的になり、その後はスムーズに完了を迎えることができました。

 さらに難儀な物が 遺品 、これの処分でした。経験談として、まず初めに言えることは、故人に対して、残された家族各人の気持ちの整理が付いていない時期は、遺品の整理はやめておいた方が無難です。気持ちの整理が付いていない段階で、遺品整理を始めると、やれ、これは故人が大切にしていた、やれ、これはまだ使えるのではないか、やれ、これは故人と自分とにとって大切な思い出がある等々、何ひとつ処分できない事態に陥ります。あげく、これだけであれば処分しても大丈夫だろうと、私の方で勝手に処分しようものなら、家族に泣かれてしまう始末でした。

 遺品整理については、そのような理由で、時期を見ながら、少しずつ無理のないように進めており現在へ至りますが、現時点でも、なお、遺品を処分しきれていない状況です。

 これを踏まえて、私が家族へ常々伝えていることは、「私が死んだら私の物は全部捨てるように」「使いたい物や売りたいものがあればそれは自由にしてもらってOK」ということです。また、そもそもの私自身の持ち物の量・数も減らしました。

 私は、断捨離の大変さが身に染みたため、それ以降、買い物をするにあたり それまでよりも慎重に検討するようになりました。不要な物は購入しない、本当に必要であると判断すれば購入、衣類であれば 最低限必要な枚数だけ所有、着古した衣類だけを買い替えるようにして衣類の数を増やさないようにしています。本も基本は電子書籍で購入し、電子書籍で発行されていないタイトルは紙の本で購入するようにしました。タンスや棚が増えると、その分、新たに物が増えるため、タンスや棚は、原則、増やさないようにしました。

 物を増やさない(むしろ減らす)、不要な物を購入しない、といった一連の行動の結果、色々な恩恵を得るに至りました。買い物が減ることでお財布にもやさしいですし、ゴミが減ることで地球にもやさしいですし、日々の片付けや掃除も楽になりました。何より、以前よりも、家の中がスッキリと快適になりました。

 そうは言っても、子供たちの物は成長と共に日々増える一方ですし、遺品整理は道半ばですし、いまだに片付けの難しさを実感する毎日ではあります。

 足るを知る これに尽きるかもしれませんが、そうは言っても、私自身 ミニマリストになるほど徹底した断捨離はできないことも事実です。このあたりの匙加減は、各人の心地よい範囲で無理のないように調整すれば良いかもしれません。

 ねこのて では、いわゆる断捨離、片付けと同時に、より使い勝手の良い住環境となるように家具等の配置を含めてインテリアデザイナーのような感じでご提案します。実際に、今回の片付けの案件でも、部屋の採寸、家具等の採寸をした上で、図面上に書き起こし、それをもとにインテリアの配置を検討・提案しました。

 断捨離、片付けをしたいものの なかなか重い腰を上げられないような人は、この機会に ねこのて をご利用してみてはいかがでしょうか。その人、その人のニーズ・状況に応じて、サービス内容をカスタマイズします。お気軽にお問合せください。

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